トイレのあるところ

Posted on Oct 25, 2018 in 建築考察
トイレのあるところ

前回の投稿では「トイレの配置とプライバシーの確保の方法」について考えてみましたが、戸建住宅でよく見かける間取りに「玄関の横にトイレがある」というものがあります。中には「玄関から直接トイレに入る」形式の間取りも見受けられま […]

プライバシーの距離感

Posted on Oct 9, 2018 in RH邸, 建築考察, TO邸
プライバシーの距離感

前回の投稿では、間取りを考える際に「空間を捉える」感覚を大切にしていること、空間のアイディアに対し機能を呼び込む設計を心がけていること、そして「空間を捉える力」と「建築の歴史を知る」ことには密接な関係があると考えているこ […]

空間を捉える力

Posted on Sep 14, 2018 in RH邸, 建築考察, MS邸
空間を捉える力

今回は間取りについて書きたいと思います。 人間はどうしてもその動きを重力に縛られているため、建築設計の一番の要はやはり間取りにあると思います。特に住宅においては、その重要性が顕著に現れます。 僕たち建築設計に携わる者は一 […]

「建築の日本展」について

Posted on Aug 2, 2018 in 建築考察
「建築の日本展」について

「建築の日本展」が六本木の森美術館で開催されています。今まで日本の建築に特化した展覧会で、これほどまでに大規模なものは無かったのではないでしょうか。僕は4月のオープニングの際に1度、そして7月にも2度、展示に足を運びまし […]

建築と建物

Posted on Jul 29, 2018 in 建築考察
建築と建物

日本の建築界では、”建築”と”建物”との間に線を引き、両者を分けて考えることが多くあります。これはいつ頃から始まったのでしょうか。 英語の”Architecture”という言葉に、”建築”という漢字をあてたのが、明治期の […]

太田博太郎の「床の間」

Posted on Jul 12, 2018 in 建築考察
太田博太郎の「床の間」

太田博太郎著の「床の間 -日本住宅の象徴-」(1978年 岩波新書) ちょうど40年前、僕が生まれた年の一冊です。床の間の話だけでなく、日本住宅の間取りが、寝殿造から書院造となり、それが同時代的に発展した茶室建築と混ざり […]

デザインの自動生成

Posted on Jul 6, 2018 in 建築考察
デザインの自動生成

1928年築の村上精華堂は根津のお化粧屋さんでした。もともとは不忍通り沿いの、僕の事務所から歩いて30秒ほどの場所に立っていたそうですが、現在は小金井公園内の江戸東京たてもの園に移築されています。  1928年というと、 […]

隈研吾の「負ける建築」

Posted on May 3, 2018 in 建築考察, 建築家
隈研吾の「負ける建築」

名著です。 数年ごとに読み返していますが、その度に新しい発見があります。 先日、東京ステーションギャラリーで開催されている「くまのもの展」を訪れたことをきっかけに、改めて隈研吾という人について考えています。 隈さんはどこ […]

聴竹居

Posted on Feb 27, 2018 in 建築考察, 建築家
聴竹居

聴竹居。藤井厚二設計、1928年竣工。 京都と大阪の県境、大山崎の丘の中腹にある築90年の住宅建築です。 先見的な環境工学に基づいたデザイン、C.R.マッキントッシュの影響を受けたインテリア、妥協のない素材選び、伊勢神宮 […]

京都駅

Posted on Feb 26, 2018 in 建築考察, 京都
京都駅

京都駅。 あまりにも大きく要素や用途も多いので、断片的な空間体験の集合体として全体が構成されるような建物です。 そのため、ひとつの建築として統一された印象や整理された感想を持つことがなかなか難しい建物でもあります。 レム […]