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屋上テラスからの夕焼け空

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所在地 : 神奈川県横浜市

用途 : 個人住宅

敷地面積 : 196㎡

建築面積 : 78㎡

延床面積 : 162㎡(屋上テラス含まず)

構造・規模 : 木造2階建て+屋上テラス

期間 : 2015-2017

横浜の丘の上に立つ木造2階建のこの新築住宅は、お世話になっている工務店の親方のご自宅です。数々の住宅工事を手がけられた方からの設計のご依頼は、大変光栄な出来事でした。

敷地が持つ周辺環境との一番強い関係性、つまり、”空”と”眺め”を大切に考えながら設計をしました。

見どころはやはり屋上テラスです。このテラスは60cmの段差を持った2つの床面を持ち、建物の内部空間がシークエンスを伴って徐々に外部へと接続するように構成されています。まずは最大3mの高い壁に囲まれたプライベートなテラスです。ここは”空”を天井と見立てたひとつの部屋と考えています。そして最上部へと移動するに従い、周囲の壁が手すり高さまで低く変化します。すると今度は街を一望できる”眺め”が目の前に広がり、同じテラスでありながら全く質の異なる開放的な空間を体験できるようになっています。

主な生活エリアとなる2階はひとつの大きな空間としました。これを床レベルの変化、天窓の位置、そして家具の配置によって、空間の連続性を維持したまま、それぞれの使用領域をゆるやかに分割しています。天井高さはリビング側で3.15m、子供室側では2.4mです。

主動線に対し副動線を用意し、副動線側に洗面室・浴室・トイレを集めることで、機能性と同時に家族内のプライバシーも確実に確保しています。シンプルですが効果的な設計手法です。また小さな女の子と男の子のお子様のために、将来的は子供室を二つの部屋へと分割できるように準備もしました。

図面や模型では捉えきれない、実際の空間が持つ未知の可能性を強く感じたプロジェクトとなりました。

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外観

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屋上テラスの夕暮れ